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１９９８年１１月２８日に神奈川県の大磯プリンスホテルにて行われた’ＬＡＮＣＩＡ ＣＬＵＢ ＪＡＰＡＮ’の年１回の全
国ミーティングである’ＬＡＮＣＩＡ ＬＵＮＣＨ’の模様です。 このミーティングは、クラブ員が中心ですが、一般の方の参加も可能なイベントです。前日には前夜祭が行われ、 当日はワークスカーのデモランやジムカーナ大会、そしてランチ名物の’ＬＡＮＣＩＡ ＴＡＸＩ’など様々な企画があり、 １日中ＬＡＮＣＩＡ尽けになれるイベントです。私は、クラブに入会する前の１９９６年に初めて参加し、この１９９８年が ２度目の参加となりました。イベントの主役はやはり写真のようなＭＡＲＴＩＮＩカラーも鮮やかなワークスカー達です。 この年は０３７とＤＥＬＴＡが２台づつ参加していました。 |
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０３７のワークスカーです。美しいですね。オーナーのご好意により、エンジンルームもじっくり観察することができ
ました。実動車なのでデモランではあの’ボルメトリーコ’の奏でる快音を聞くことができました。 また、’ＬＡＮＣＩＡ ＴＡＸＩ’では運が良ければナビゲーターシートに座ってワークスカーの走りを体感することもでき ます。残念ながら私は乗れませんでしたが・・・ |
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ラリーのビデオ販売で有名なＢＯＳＣＯの社長所有のワークスＤＥＬＴＡです。ターマック仕様の凄みがたまりませ
ん。ＳＴＲＡＴＯＳや０３７に比べるとＤＥＬＴＡの印象は’普通の車’という感じだったのですが、ワークスカーの迫力は 違いますね。デモランでは社長自らステアリングを握りカウンターを当てまくって、大喝采を浴びていました。 今回、ワークスカーの参加は０３７とＤＥＬＴＡでしたが、１９９６年の時は、なんとＳ４のワークス仕様が参加してい ました。デモランではあの’過給器の音しか聞こえない’爆音を轟かせ、モンスターぶりを発揮していました。是非ま た見てみたいと思っていたのですが、今回は来ていませんでした。ちなみに、そのＳ４は現在、四国自動車博物館 に展示されているそうです。 |
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そしてＬＡＮＣＩＡといえば、ＳＴＲＡＴＯＳでしょう。この年はレプリカを含め７・８台参加していました。一番手前は１９
７４年のワークスカー風にモディファイされた車で、ホンモノのグループ４マシーンだそうです。その隣は１９７９年のＷ ＲＣサンレモ・ラリーでプライベーターながら優勝したマシーンを忠実にレプリカしたグループ４仕様です。次の紺色の 車はクラブでは有名なストラトス・フリークである四国にお住まいのＨ氏のもので、この日は私も助手席に乗せてもら いました。そして一番右の水色の車は、オリジナルに忠実にレストアされた、素晴らしいコンディションのストラトスで す。やはりストラトスには華がありますね。 ところで同乗してみて改めて判ったことは、とにかくキャビンからの視界が良いことです。ラリーにおいて、このこと はとてもアドバンテージになると実感しました。反面、ドライビング・ポジションは異様で、異常に右側にオフセットさ れたペダルや足を合わせると妙に近いステアリングなど、ドライバーの体型をも選ぶコクピットに驚かされました。ま た、車幅の割りには車内が非常に狭く、こんな車に長時間、男２人で乗っていた当時のラリークルーの苦悶（？）が 伺い知れました。余程、気心の知れた相手でないと耐えられないでしょうね。逆に美人のナビと乗っていたＪ．Ｃ．ア ンドリューはさぞかし楽しかった（？）ことでしょう。 |
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その他、往年の名車であるＤＡＹＴＯＮＡやＦＵＬＶＩＡのワークス仕様、珍しいＢＥＴＡ ＣＯＵＰＥのレーシング（！）仕
様、そしてＤＥＬＴＡ Ｓ４のロードバージョンなど、普段見ることのできない車と接することができました。ＬＡＮＣＩＡが 好きな方はもちろん、ラリーが好きな方も是非１度参加してみませんか。 |
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