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TITLE：BOREHAM PUBLISHER：HAYNES WRIGHTER：Graham Robson YEAR：June 2004 LANGUAGE：English PAGE：254page PRICE：\10,290 |
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長年ヨーロッパにおけるフォードのモータースポーツ、
特にラリー活動の中心であったボアハム（ファクトリー の所在地）。サブ・タイトルの’Ｔｈｅ 40-year story of Ford's motorsport dream factory'が示すとおり４０年 間に渡り、ファクトリー活動を行っていましたが、昨今 のフォード経営不振の煽りを受け、フィエスタＳ１６００ の開発を最後に2003年閉鎖されました。 これを契機に、長年研究を続けていた著者が、旧ファ クトリーのメンバーやマーティン・ホームズらの協力を 得てまとめたものだそうです。 ボアハムといえば旧来からのラリーファンには馴染 み深い名称ですが、フォードはフォーカスＷＲＣの開 発・製作はマルコム・ウィルソン率いるＭスポーツに託 しており、現役ラリーマシーンは既にボアハムの手か ら離れていました。もっともその活動すら2005年以降 は暗雲が立ち込め、予断を許さない状況にあるようで す。そんな中、この本がフォードのラリー活動のメモリ アルとならないよう願っております。 ところで、本がまとめられた理由はあまり歓迎すべき ものではありませんが、内容は素晴らしいの一言！！ とにかくカラー写真が多くフォードのラリーカーの資料 はこれ一冊あれば充分です。ボアハムで開発が行わ れる以前のZephyr時代から、コルティナ、エスコートMk Ⅰ・Ⅱ、フィエスタ、エスコートＲＳターボ、ＲＳ２００、シ エラ、そしてエスコート・コスワースと歴代のラリーカー のオンパレード！未発表の写真も多く、とにかく画像だ けで大興奮してしまい、文面はまだほとんど読んでま せん・・・とにかく歴代フォードのラリーカーのキットを作 るには決定版といえる資料で、フォードファンはもちろ ん全てのラリーファンにおすすめです。 それにしても、サファリ・ラリーと同様に終焉を迎えた ことを契機にこのような素晴らしい集大成本ができた 訳ですが、なんとも皮肉な話ではあります・・・ |
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