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TITLE：CITROEN ’en competition’ PUBLISHER：E・T・A・I WRIGHTER：Dominique Pagneux YEAR：September 2003 LANGUAGE：French PAGE：143page PRICE：\6,800 |
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２００４年WRCにおいて、クサラWRCの活躍によりマ
ニュファクチャラー＆ドライバータイトルにもっとも近いシ トロエンのコンペティション活動の歴史をまとめたもの です。出版元は最近、プジョーやルノーを中心とした車 種別本やラリーの総集編本の発刊に熱心なＥ・Ｔ・Ａ・Ｉ です。 内容は年代ごとにラリー出場車を中心としたコンペ ティション・モデルが整理されており、古くは１１ＣＶや ２ＣＶ、そして名車の誉れ高いＤＳ系、その後ＣＸ系を 経てグループＢ時代にプライベーターに愛用されたビ サ・ミルピステ、個性の塊のようなＢＸ４ＴＣ、そしてパ リ・ダカ出場マシーンや近年のＷＲＣで活躍したサクソ やクサラ、最後はクサラＷＲＣで締めくくられていま す。どの車種についても豊富な写真が掲載されており しかもカラー写真が多くて美しく、モデリング資料とし ては非常に良い本です。 中でも感激したのは１９７０年代初頭にポルトガル・ ラリーなど数戦に出場したＤＳやＳＭのプロトタイプの カラー写真が多数載っていたことです。どうやらこれら のマシーンは保存されているようです。 ただし、惜しまれるのは表記がすべてフランス語で あることです。そのため、書いてある内容はさっぱり判 りません。それでも掲載写真のすばらしさに惹かれ、 買ってしまいました。 今でこそＷＲＣのトップ・コンペティターとしてスマート に活動しているシトロエンですが、一昔（二昔？）前は 非常に個性的なマシーンで独特な活動を行っていたこ とがよく判る貴重な資料です。 シトロエン・ファンの方はもちろんですが、ラリーファン 特にちょっと旧めのマシーンが好きな方はとても楽し める本だと思います。 |
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