様々な仏車に埋め尽くされた駐車場
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車種毎のグループ駐車(CITROEN SM)
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今年(2008年)で22回目を数える日本最大のフランス車イベント”フレンチ・ブルー・ミーティング”が10月25〜2
6日に長野県の車山高原にて行われました。
以前から気になるイベントでしたが、2台のフランス車オーナーとなったこともあり、今回初めて”C4 by Loeb”で
参加しました。土曜日は父兄参観日だったので日曜日の早朝に自宅を出発し、同じイベントに向かう仏車群とのラン
デブーを楽しみながら中央高速をかっ飛ばして、車山高原には朝8時頃到着しました。会場は既に様々なフランス車
に埋め尽くされており、その台数と車種には本当に驚きました。ランチアのイベントだと参加台数は多くても200台程
度でしたが、このイベントには恐らく数千台集まっていたのではないでしょうか。
私は一般参加のため一般駐車場に駐車しましたが、事前登録による車種別駐車スペースでは最近のモデルから
画像のようなシトロエンSMまで同一車種が数十台整然と並んでいる様子が見られ、正に圧巻でした。 |
やる気満々のR8ゴルディーニ軍団
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センスの良いカラーリングの5GTターボ
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イベントの内容は、運営本部前に設けられたステージでライブが行われていたり、大きなテントの下に実車パーツ
やミニカー・ショップが多数出店していたり、おいしいパンやワインを売るワゴンがたくさん出ていたりと盛りだくさん
で、とても楽しめました。ただ、朝のうちは天気が悪く、冷たい雨が降っていてとても寒かったのは残念でしたが・・・
それでも午前10時頃には雨が止んだので、駐車場の様々な車を見て廻ったり、ジムカーナを見たりとフランス車漬
けの楽しい時間を過ごしました。それにしてもちょっと驚いたのは、現行モデルでは一番メジャーなプジョーよりもシト
ロエンやルノーの方が目立ったことです。東京近郊でも滅多に見かけないシトロエンC4(我が愛車ですが・・・)やル
ノー・メガーヌRSなどが数え切れないほど参加していました。ただ、意外だったのは”C4 by Loeb”が私以外に1
台も見当たらなかったことです。本当に国内で32台、売れたのでしょうか・・・ |
魅力的なサンク・ターボ
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ジムカーナに参加していたサンク・ターボU
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ラリー系ではルノー8ゴルディーニやアルピーヌA110をはじめとして、ルノー5ターボなど往年の名車が多数参加し
ていました。またプジョー206&307のワークス・レプリカや、専用キットを組み込んだ106マキシや306マキシなど
も数台参加しており、それらを探しながら駐車場をうろついている時間が一番楽しく感じられました。本当はこういった
ヒストリック系のラリー車でイベントに参加したいんですよね。ルノー5ターボ、欲しいなあ・・・ |
悲運のグループBマシーン”CITROEN BX4TC”
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ダブル・シェブロン×2は4駆の証
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迫力ある後付ブリスターフェンダー
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このイベントに行った一番の目的は”CITROEN BX4TC”を見ることでしたが、画像のとおり目的を果たすことが
できました。カー・マガジン(2008−11月号)に詳細が掲載されていましたが、グループBモンスターマシーンでは
唯一見たことが無い車だったので、とても楽しみにしていました。
それにしても見れば見るほど変わったマシーンですね。ノーマルのBXよりも延長されたボンネットと縮められたホイ
ールベース、それに伴う異常に長いフロントのオーバーハングのおかげで全体的な印象は非常にアンバランスでとて
もホモロゲーション・モデルとは思えない外観です。一方で後付ブリスターフェンダーやフロントグリルに内臓されたフ
ォグランプはとても魅力的で、ボディを製作したユーリエのセンスの良さが伺えます。
機能的にはFFベースのパートタイム4WDに伝統のハイドロを盛り込んだダブルウィッシュボーン・サスペンションを
採用したコンサバなもので、外観と同様に旧態と革新を織り交ぜたまさにシトロエンというマシーンです。しかしなが
ら、肝心のWRCにおいては熟成不足のまま3戦しか出場できずにグループBそのものが消滅することとなり、ホモロ
ゲーション用に製造された200台のうち大部分が売れ残ってスクラップにされたという悲運のマシーンですが、個人
的には大好きです。
模型界でも最近なぜか注目されているようで、プロフィール24からエンジン付のフルディテール・キットがリリースさ
れました。フランスのメーカーが多い1/43では以前からキット化されており、私もプロバンス・ムラージュのキットをス
トックしていますが、こうして実車に接すると無性に作りたくなりますね。 |
珍車マートラ・ムレーナ2.2
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プジョー205”T16ルック”
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その他、珍しい車としてタルボ・マートラ・ムレーナが1台参加していました。横3人掛けのミッドシップGTという後の
マクラーレンF1に通じるコンセプトの車です。以前、デルタをメンテナンスしてもらっていたショップでこの個体を見たこ
とがありましたが、恐らく日本に何台もないんではないでしょうか。
あと変わったところでは、プジョー205”T16ルック”を見つけました。ボディ・キットを組んだもののようで、パッと見
はグループBマシーンそのものです。細部も良く仕上がっており、ワークス・レプリカとは違った楽しい1台でした。
このように会場では様々な珍車に出会うことができました。 |
気合の入った”C4WRC仕様”
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カッコいい2段リア・ウイング
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シトロエンC4のグループ駐車場には、気合の入ったWRC仕様がありました。ワークス・レプリカは一時期とても盛
り上がりましたが、最近ではWRC人気の下降と共に見かけなくなりましたね。特にC4の場合はWRカーと市販車
の違いがとても大きく、チューニングパーツすらほとんど無いなかで、ここまで仕上げられているのには脱帽です。
”by Loeb”もこのぐらいやればカッコ良くなるんですが、さすがに勇気がありませんね・・・
このように初めて参加したフレンチ・ブルー・ミーティング、とても楽しむことができました。この時期の車山高原や近
くの白樺湖、蓼科周辺は紅葉が素晴らしく、このロケーションもイベントが長く続いている要因であろうと感じました。
来年以降も都合がつけば是非参加したいと思っています。 |
白樺湖畔にて
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