１９８２　ＭＯＮＴＥＣＡＲＬＯ　ＲＡＬＬＹ　Ｎｏ．２ OPEL　ＡＳＣＯＮＡ　400　Gr．４ 1982　MONTECARLO　RALLY　No．2 driver／co-driver：W.Rohrl／Ch.Geistdorfer team：ROTHMANS OPEL TEAM　　sponsor：ROTHMANS result：WINNER base kit：RACING43　RK60 decal： scale：1／43　material：METAL 　オペルのラリー活動の中で、最も成功したのがこのロスマンズ・カラーを纏ったアスコナ４００です。翌年からの レギュレーション変更を控え、グループ４／Ｂマシーンの混走となった１９８２年、元ＷＲＣチャンピオンのワルター ロールをドライバーに迎え入れた初戦のモンテカルロ・ラリーにおいて、並み居る強豪を押さえて見事優勝を飾り ました。この年のモンテカルロ・ラリーは非常に雪が少なく、ドライ・ターマックでの戦いとなったため、ＦＲマシー ンに有利な展開となりました。このため、本命の４ＷＤアウディ・クアトロは苦戦を強いられ、２ＷＤのマシーンが 勝利を納める結果となりました。なお、アスコナ４００はエンジン（２７０ｈｐ）とサスペンションに手を加えられたフェ ーズ２仕様に進化していました。 　因みに実車はその後、日本人プライベーターの岩瀬氏（ＡＵＴＯ　ＳＰＯＲＴＳ　ＩＷＡＳＥ代表）に譲られ、１９８４ 年のアルゼンチン・ラリーに出場し５位に入賞しました。払い下げ価格は６００万円だったそうです。 　モデルはレーシング４３のメタル・キットを組んだものです。たしか私が始めて作ったメタル・キットと記憶しており ます。こういったベーシックな箱車の好きな私にとってアスコナ４００はとても作りたい車でしたが、オペル車の常 で活躍のわりにキットにまったく恵まれておらず、１／２４等のスケールモデルはほとんどありませんでした。 　一方、１／４３であればレジン製のスターターのキットがあることは知っていましたが、私の技量では所謂立体 塗り絵となってしまうので、購入を躊躇していました。そんな中、細かいディテールが再現されたレーシング４３の メタル・キットが発売されたことを知り、思い切って購入した次第です。 　当時はメタル・キットの作り方などわからず、臆せずにプラモデル感覚で作ってしまいましたが、ウインドウ・パ ーツの納まりの悪さや極小エッチング・パーツの取り付けに苦労した記憶があります。後年、ロール・ゲージを洋 白線で作り直したり、マッド・フラップの追加等、小改造を施しました。また、リア・タイヤについては、ホイールを アレナのフェラーリ３０８のものに交換し、ドライ・ターマック仕様としてみました。 ＡＳＣＯＮＡ　４００　ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ　ＴＯＰ ／ ＭＯＮＴＥＣＡＲＬＯ　ＲＡＬＬＹ