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ＤＡＴＳＵＮ ＶＩＯＬＥＴ １６０Ｊ Gr．２ 1980 ＳＷＥＤＩＳＨ RALLY No．５ |
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driver／co-driver：T.Salonen／S.Harjanne team：TEAM DATSUN EUROPE sponsor：Pioneer result：７th base kit：MINI RACING 484 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９８０年のＷＲＣスウェーディッシュ・ラリーにおいて、ティモ・サロネンのドライブにより７位入賞を果たしたバイオレ
ット１６０Ｊです。日産ワークス・チームはこの年、ＷＲＣタイトル獲得を目指してパワー・アップしたグループ４仕様の バイオレットＧＴを投入する予定でしたが、ホモロゲーション取得が叶わず、非力なグループ２仕様のバイオレット１６０ Ｊで引き続きＷＲＣに参戦することとなりました。 開幕戦モンテカルロ・ラリーには、１台が出場しましたがエンジン・トラブルでリタイアに終わり、続く第２戦スウェー ディッシュ・ラリーには２台のマシーンをレギュラー・ドライバーのティモ・サロネンと地元ドライバーで優勝経験もある パー・エクルンドに託しました。 このラリーにはドライバーズ・タイトルのみが掛けられたため、ワークス・チームの参戦は少なかったのですが、ビヨ ルン・ワルデガルドやスティグ・ブロンクビスト、ハンヌ・ミッコラなど北欧出身の有力ドライバーが多数出場しました。 この年のスウェーディッシュは雪が少なくて気温も高く、非常に難しいロード・コンディションの中で行われ、ラリーの 序盤は、フォード・エスコートを駆るＨ・ミッコラがリードしましたがコース・アウトして後退し、替って前年の覇者である サーブ９９ターボのＳ・ブロンクビストがトップに立ちました。しかしながら、相次ぐパンクやトラブルにより後退し、替っ てトップに立ったオペル・アスコナ４００のアンダース・クーラングが、そのまま逃げ切って優勝を飾りました。 なお、日産勢は難しいコンディションの中で堅実に走り、Ｔ・サロネンが７位、Ｐ・エクルンドが８位で完走しました。 モデルはミニ・レーシングのレジン・キットを組んだものです。１９７９〜１９８１年の３年間、ＷＲＣメイクス・タイトル２ 位を獲得し、国際ラリーにおいて日産史上最も成功したＰＡ１０バイオレットですが、国産キットにはまったく恵まれず フランス製のこのキットが現在手に入る唯一のものです。キットのバリエーションは、４連覇した各年のサファリ仕様 のほか、トリコロール・カラーの１９８１年モンテカルロ＆ツールド・コルス仕様、そしてこの１９８０年スウェーディッシュ 仕様が製品化されています。なお、ホワイト・ベースのすっきりしたこの仕様は、同年のサンレモやツールド・コルスな どにも出場しています。 製作にあたっては、ウインカー類やキャッチ・ピンをエッチング・パーツ置き換えたり、ロール・ケージやシート・ベルト を追加するなどの定番加工を施しています。また、購入からかなり時間が経っているため、デカールの一部がバラバ ラになってしまいましたが、ジャンク・デカールを流用したり塗装で誤魔化して、なんとか完成に漕ぎ着けました。 |
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