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FIAT １３１ ABARTH Gr．４ 1980 MONTECARLO RALLY No．10 |
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driver／co-driver：W．Rohrl／Ch．Geistdorfer team：FIAT sponsor： result：WINNER base kit：RACING43 RK41 decal： scale：1／43 material：METAL |
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１９８０年のＷＲＣ開幕戦モンテカルロ・ラリーを制した１３１アバルトです。１９７７・７８年に１３１アバルトで２年連続
ＷＲＣタイトルを獲得したフィアットですが、翌１９７９年はフォードの台頭に苦戦を強いられ、１０００湖ラリーで１勝を 挙げたに止まり、メイクス＆ドライバーズ・タイトル共にフォードに奪われました。迎えた１９８０年は、タイトル奪取を目 指し体制を一新して望み、カラーリングもアリタリア・カラーからフィアット・ワークス・カラーに変更されました。 開幕戦モンテカルロには、フィアット・ワークスから２台、フランス・フィアットから２台、そしてスウェーデン・フィアット から１台の合計５台の１３１アバルトが投入されました。ラリーはスノー・コンディションで行われ、フィアット勢は最初 Ｍ・アレンがリードしましたが、序盤でコース・アウトしリタイア、スェーデンからエントリーしたＢ・ワルデガルドはブレ ーキ・トラブルを抱えペース・アップすることができず、フランス勢のうちＪ・Ｃ・アンドリューは最終日に観客を巻き込 むアクシデントを起こしてリタイアするなど、苦戦を強いられました。 そんな中、Ｗ・ロールだけはアクシデントやトラブルに見舞われることなくリードを広げ、最終日に臨みましたが、そ れまで体調不良によりペースの上がらなかった前年の覇者であるＢ・ダルニッシュのストラトスがスパートをかけ始 め、そのリードはステージ毎に少なくなりました。前年の再来かとランチア勢は非常に盛り上がりましたが、アンドリ ューの事故により最終日のスケジュールが大幅に遅れてしまい、競技途中で道路閉鎖解除時刻となってしまったた めにラリーは打ち切りとなり、辛くもロールがダルニッシュの追撃を振り切って優勝を飾りました。 この後、フィアット・ワークスはモンテカルロを初制覇したのに続きポルトガル、アルゼンチン、サンレモでもW・ロー ルが勝利を挙げ、同僚のM・アレンも１０００湖ラリーで優勝し、見事メイクス・タイトルとW・ロールのドライバーズ・タイ トルを獲得しました。 モデルはレーシング４３のメタル・キットを組んだものです。この仕様は、WRCチャンピオン・マシーンだけに各スケー ルでキット化されており、タミヤの１／２０秀作キット等が有名ですね。例によって、ロール・ケージの自作、バケット・ シートの交換、マフラー・エンドをメッキ・パイプに置き換え等の小加工を施しています。 ところでレーシング４３の１３１アバルト、ボディ・フォルム自体は悪くないのですが、そのまま組むとかなりシャコタン になってしまいます。そのため、シャフトを通すところを削ったり、ボディとシャーシの間にスペーサーを入れるなど、 色々工夫してみたのですが、あまり効果もなく変にいじると内装に影響が出たりしてしまうので、思い切ってシャーシ の断面にタイヤ取り付け用のシャフトを４ヶ所、直接付けて車高を再調整しましたが、この位置が一番バランスが良 いようです。 |
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