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LANCIA BETA COUPE Gr．4 1974 SANREMO RALLY No．14 |
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driver／co-driver：S．Mehta／M．Holmes team：LANCIA sponsor：MARLBORO result：４th base kit：MICRO SPRINT MS07 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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ベータ・クーペのＷＲＣデビュー戦１９７４年サンレモ・ラリーにおいて４位入賞を果たしたマシーンです。ドライバー
はサファリ・ラリーにおける活躍で有名なシェカー・メッタ、そしてナビゲーターは著名なラリー・ジャーナリストであるマ ーティン・ホームズでした。 この年のサンレモ・ラリーは、グループ４のホモロゲーションをようやく認められたストラトスのデビュー戦でもあり、ラ ンチア・コルセは自国開催のこのラリーに必勝体制で臨みました。ストラトスと同時にＷＲＣデビュー戦となったこの ベータ・クーペはＳ・メッタとベテラン、Ｓ・ランピネンに託されましたが、ランピネンはスタート前に失格となってしまい ました。メッタもブレーキやギア・ボックスのトラブルに見舞われましたが、フィアット勢の相次ぐリタイアにも助けられ ４位に入賞しました。なお、優勝はＳ・ムナーリのストラトスでした。 ところで、それまでサファリ・ラリーでの活躍が中心だったメッタがランチアをドライブした理由ですが、サファリ制覇 を切望していたランチア・コルセが１９７４年サファリ参戦（フルビア・クーペ）にあたり、前年の覇者であるメッタに出 場を要請した際、メッタがサファリ以外のラリーでもランチアをドライブすることを条件として提示したからだそうです。 これを受け、ランチアは約束通りメッタにベータ・クーペのデビュー戦を託した訳ですが、メッタがサファリ以外でランチ アをドライブしたのはこの１戦のみに終わっています。 ちなみにマシーンは、ＤＯＨＣ１６Ｖ１９５ｈｐのエンジンを搭載したグループ４仕様ですが、ボディは小型オーバーフェ ンダーを装着したナロートレッド・タイプです。 このようなマイナー・マシーンのモデルは、マイクロ・スプリントのレジン・キットを組んだものです。このキット、中身 は昔のメリのキットをコピーしたもので、オリジナルではメタル製だったシャーシがレジン製になったのとエッチング・ パーツの追加、そしてメリには無かったバージョン（１９７４サンレモ＆１９７５モンテカルロ）が製品化されています。 古いキットのコピーゆえ、全体的にモールドがあまくディテールもいまひとつですが、貴重な絶版キットがこのような 形でも手に入れることができるのは嬉しい限りです。それにしてもなぜベータ・クーペを選んだのかは疑問ですが・・・ 製作にあたっては内装についてロール・ケージの自作、外装についてウインカーやリア・ランプのクリア・パーツ置き 換え、マフラー・エンドのメッキ・パイプ化などの定番作業を行っています。 |
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