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TITLE：LANCIA STRATOS ’thirty years later’ PUBLISHER：GIORGIO NADA EDITORE WRIGHTER：Andrea Curami YEAR：July 2003 LANGUAGE：English PAGE：201page PRICE：\9,000（今はもっと安く買えるはずです・・・） |
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ラリーに勝つことだけを目的に生まれた’パーパス・ビ
ルド・マシーン’、ランチア・ストラトスの誕生３０周年を 記念して発刊されたストラトス関連の集大成版です。 内容は前半の約１２０ページを割いて、ストラトス誕 生の背景となったアウレリアＢ２０やフラビア、そしてフ ルビア等によるランチアのモータースポーツの歴史、 次にベルトーネの手によりデザインされたストラトス・ ゼロからプロトタイプ、そして量産モデルに至るまでの ボディの変遷、さらにディーノ・ユニットに至るまで候補 に上がったマセラッティ製Ｖ６をはじめとする数々のエ ンジンとその搭載車について紹介されています。この 中には貴重なマシーンのカラー写真（例えばリジェＪＳ ２など）も掲載されており、ストラトス以外の実車資料 としても役立ちそうです。 後半の約８０ページは、コンペティション・マシーンを 中心としたストラトスの勇姿が数多く掲載されていま す。そして、巻末には本書のハイライトである製造され た全車（著者は５０２台説を支持しています）のボディ シェルやカラー、インテリアなどの一覧表やホモロゲー ション認定書の写し、最後に歴戦のリザルトが記され ています。数あるストラトス本のなかでも決定版といえ る内容だと思います。 カラー写真のなかには、左の画像のように他誌では あまり見たことのない１９７３年シャモニー・アイス・レ ース出場車や１９７６年エルバ・ラリー出場車のも のなどが載っており、（人によっては）モデルカー製作 に役立つかと思われます。２００３年はストラトス誕生 ３０周年を記念して我がＬＣＪでも素晴らしいイベント が開催されました。国内誌でも幾つもの特集が組ま れていましたが、ストラトス神話について本書と比較を してみるのも楽しみだと思います。いずれにしてもスト ラトス・ファンにはお勧めの一冊です。 |
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