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MITSUBISHI COLT LANCER １６００ ＧSR Gr．２ 1974 SAFARI RALLY No．46 |
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driver／co-driver：J.Singh／D.Doig team：Simba Motors sponsor： result：WINNER base kit：MINI RACING decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７４年ＷＲＣサファリ・ラリーにおいてプライベーターながら総合優勝を飾ったコルト・ランサーです。コルト・ランサ
ーは三菱の新しいラリー・マシーンとして１９７３年にデビューし、同年のサザンクロス・ラリーで総合１～４位を独占、 そのポテンシャルの高さを示しました。そして翌１９７４年、地元のベテラン・ドライバーであるジョギンダ・シンを三菱 がサポートする形でサファリ・ラリーに参戦しました。 マシーン自体は、４ドアセダン１４００ＧＬに日本から取り寄せた１５９７ｃｃサターン・エンジン＆ＣⅡキットを搭載し、 三菱の木全氏（後のラリーアート総監督）によるアドバイスを受けながら製作されたワークス仕様で、ジョギンダ・シン の弟であるダヴィンダ・シンも同スペックのマシーンでサファリに参戦しました。 この年のサファリは稀に見る豪雨に見舞われ、第１ステージの川渡りにおいて、出場９９台中１４台が渡ったところ で川が増水し、後続のマシーンが全てスタックするという事態が発生しました。本来ならば１４台以外は全て失格とな るところですが、あまりにもロード・コンディションが悪いため、特例として減点を軽減し、スタックしたマシーンもラリー を続行できるような措置が図られました。ジョギンダ・シンのランサーもこの措置に助けられ、その後はライバル他車 が次々とトラブルに見舞われて脱落する中、ノン・トラブルで快走を続け、最終日にはワークス・ポルシェに次ぐ２位 までポジションを上げました。そして、ポルシェがサスペンション・トラブルにより後退したため、見事三菱にＷＲＣ初優 勝をもたらしました。なお、弟のダヴィンダ・シンも１２位完走を果たしています。 モデルはミニ・レーシングのレジン・キットを組んだものです。コルト・ランサーは１９７６年サファリ優勝車を既に製作 していますが、今回も同様にキットをストレートに組んでいます。細部については、１９７６年モデルに比べてあっさりし ており、ボンネットのエア・インテークやアニマル・バーがありません。トランク上にはスタック時の脱出用として、コ・ド ライバーが掴む’ストラップ’が付いていますが、ボディと一体のモールドを削ってＨＩＲＯ製の本皮調シート地に置き換 えてみました。あとはライト・パーツの一部を置き換えたり、シートベルトを追加するなどの小加工を施しています。 国際ラリーにおける三菱の第１期黄金時代を築いたＲＡ７３ランサー、国産車のラリー史を語るのに欠かせない１台 です。 |
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