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FIAT １３１ ABARTH Gr．４ 1979 CATALUNIA RALLY No．1 |
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driver／co-driver：B．Fernandez／J．Sala team：SEAT Competicion sponsor： result：WINNER base kit：JAL43 099 decal： scale：1／43 material：METAL |
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１９７９年のスペイン国内選手権の１戦、カタルニア・ラリーで優勝を飾った１３１アバルトです。マシーンはフィアット
１３１アバルトですが、当時フィアット傘下であったセアトのワークス・チームからの参戦でした。 元来、セアトはスペイン政府の国策会社としてフィアットの出資下で１９５０年に創設され、１９８０年までその支配 下にありましたが、フィアット撤収後はフォルクスワーゲン傘下となり現在に至っています。 フィアット傘下時代は基本的にフィアットのモデルをライセンス生産しており、本国のモデルとあわせて１９７０年代 中期からは１２７／１２８／１３１／１３２が主力車種として生産されました。ただし、セアト車の特徴としてボディは本 国イタリアと共通のものながら、エンジンは独自のものが搭載されており、例えばセアトの１３１はＯＨＶ１４３８ｃｃを搭 載した廉価版１３１ＬとＤＯＨＣ１５９２ｃｃを搭載した１３１Ｅがあり、本国の１３１ミラフィオーリとは異なりました。 一方、セアトとしてのモータースポーツ活動も行われており、国際ラリーにおいてセアト版１２４の１４３０／１２４Ｄエ スペシャルが参戦し、特に１９７７年のモンテカルロ・ラリーでは２台のストラトスに次ぐ３・４位入賞を果たすなど侮れ ない活躍をみせました。セアトはこの１２４の後継車として本国フィアット・ワークスと同様に１３１アバルトを投入し、そ の活躍によるセアト車の販売促進を目論見ました。なお、セアトのラリー参戦はフィアットの撤退後、しばらくの間ブラ ンクを置きましたが、１９９０年代中頃にはイビーザによってＷＲＣに復帰し、Ｆ２キット・カー部門を制するなど積極的 に行われました。そして１９９８年にはＷＲカー’コルドバ’がデビューし、トップ・カテゴリーにおける活躍が期待されま したが、思ったほどの結果が得られず、残念ながら２０００年シーズンを最後にセアトはＷＲＣから撤退しました。 モデルはフィアット傘下時代の１９７９年、スペイン国内選手権やヨーロッパ選手権に参戦した１３１アバルトで、ス ペインのＪＡＬ４３というメーカーのメタル・キットを組んだものです。ＪＡＬ４３からはスペイン国内のラリーやサーキットで 活躍したモデルが新旧問わず数多くリリースされており、オリジナルのモデルもあるようですが、このキットはレーシ ング４３のメタル・キットにデカールと展示用アクリル・ベースが入ったもので、肝心のデカールはレーシング４３のよう なカルトグラフ製ではないため、発色もあまり良くない代物でした。 製作にあたっては、定番のロール・ゲージ自作、マフラー先端のメッキ・パイプ化等の小加工を施し、フロント周りに ついては実車の資料を参考にウインカーやフォグ・ランプを変更しました。ボディの塗装はフィアット・ワークスのオリオ フィアット・カラーと同様、フィニッシャーズのピュア・イエローとモデラーズのダーク・ブルーの塗り分けですが、ダーク ブルーは横着して缶スプレーをそのまま吹いたので、全体的に厚ぼったくなってしまいました。 １３１アバルトのセアト・ワークス仕様は、レーシング４３からも出ているのですが、本国スペインのメーカーのキット ということで作ってみた次第です。 |
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