1977 TOUR DE CORSE No.52
AUTOBIANCHI A112 ABARTH Gr.2
1977 TOUR DE CORSE No.52
driver/co-driver:Pagani/Carlotti
team:CHARDONNET sponsor:TOTAL・K WAY
result:15th
base kit:TRON P170
decal:
scale:1/43 material:REZIN
 1977年WRCツールド・コルスに出場し、15位完走を果たしたA112アバルトです。フランスにおけるフィアット系
ディーラーであるシャルドネ・ティームからの参戦で、イタ車には珍しくフレンチ・ブルーを纏っています。        
 マシーンのスペックは、ベースであるシリーズVの市販車(70hp)に対し、圧縮比を13.0に上げるなどのラリー専
用チューンが施されたグループ2仕様(97hp)となっています。これはこの頃ラリーに熱心だった親会社フィアットの
意向によりイタリア国内ラリー選手権用としてアバルトが製作したもので、戦闘力や熟成の確認を行う前哨戦として
オール・ターマックのツールド・コルスに参戦し、期待に応えてクラス上位入賞を果たしました。             
 モデルはトロンのレジン・キットを組んだものです。A112アバルトのキットは、トロンからロードバージョンのほかラリ
ー仕様が数種類製品化されており、以前モンテカルロ・ラリーに出場したオリオ・フィアット・カラーやフランス国内戦
仕様を作っていますが、今年の’WRC’のテーマにあわせてツールド・コルス出場車を久しぶりに作りました。    
 製作にあたっては、気になっていたライト類について、リア・ランプを透明レジンに置き換えたり、フロントのウインカ
ーもエッチング・パーツに置き換えるなど少し手間をかけてみました。その甲斐あって、以前のものに比べて実感的
に仕上がったと思います。あとはシート・ベルト(Zモデル)を追加したり、マフラー先端をメッキ・パイプに置き換えるな
どの定番加工を施しています。また、ターマック仕様であることから、それらしく車高やトレッドの調整を行いました。 
 小さくて軽い(わずか720kg!)ボディに’アバルト・マジック’により、リッター当り100hp近いホットな心臓を持っ
たA112アバルト、実車で是非欲しい1台です。
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