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AUDI QUATTRO Gr．４ 1981 TOUR DE CORSE No．15 |
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driver／co-driver：M.Mouton／F.Pons team：AUDI sponsor：BP result：RETIRED base kit：RACING43 RK304 decal： scale：1／43 material：METAL |
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１９８１年ＷＲＣツールド・コルスに出場したアウディ・クアトロです。ドライバーは、アウディのレギュラードライバーと
して大抜擢されたミッシェル・ムートン、マシーンはツールド・コルス用に開発されたエボリューション・モデルです。 アウディ・クアトロはこの年ＷＲＣにデビューし、開幕戦モンテカルロから桁違いの速さを見せ、第２戦スェーディッ シュでは早くも初勝利を挙げ、あらゆる路面において４ＷＤの優位性を発揮しました。グラベル＆ターマックのミック ス・イベントである第４戦ポルトガルには、ブースト・アップとカムシャフトの変更によりエンジン・パワーを３１０ｈｐから ３４０ｈｐにアップさせて臨みましたが、Ｈ・ミッコラはエンジン・トラブルによりリタイアし、Ｍ・ムートンもインジェクショ ン・トラブルにより遅れ４位入賞に止まり、エンジンの信頼性に不安を抱える結果となりました。 続く第５戦ツールド・コルスに向け、マシーンはさらにパワーアップ（３５０ｈｐ）され、ボディについても軽量化とオー バーフェンダー装着によるトレッド拡大が施され、エボリューション・モデルに進化しました。エンジンやボディと共に ブレーキもポルシェ９３５と同タイプに強化され、ハイパワー・エンジンと強大なブレーキ力でオール・ターマック・イベ ントに臨みましたが、ラリー序盤でＨ・ミッコラはピストン焼付き、Ｍ・ムートンはカムシャフト破損によるエンジン・トラ ブルで共にリタイアに終わりました。 モデルはレーシング４３のメタル・キットを組んだものです。オーバーフェンダーの張り出した凄みのあるボディが良 く表現されており、車高を低めに決めるととてもカッコ良く仕上がりました。製作にあたってはロール・ケージを洋白 線で作り直したのとマフラーエンドをメッキパイプに交換した以外は素組みです。 このクアトロからグループＢ時代のスポーツ・クアトロ、そしてＳ１に至るまで、ターマック・ラリーでは結果が出せな かったアウディですが、４ＷＤ黎明期に気合を入れて臨んだこのマシーン、個人的には大好きです。 |
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