1980 SANREMO RALLY No.31
OPEL ASCONA (B) Gr.2
1980 SANREMO RALLY No.31
driver/co-driver:M.Biasion/T.Siviero
team:OPEL ITALIA  sponsor:CONRERO
result:
base kit:ARENA ARE460
decal:
scale:1/43 material:REZIN
 1980年のWRCサンレモ・ラリーに出場したアスコナ(B)のグループ2仕様です。ドライバーは、将来有望な若手と
してオペル・イタリアのサポートを受けていたM・ビアジオンです。ビアジオンはこの年、アスコナのグループ2仕様で
イタリア国内ラリーに参戦しており、その一戦としてWRCサンレモにも出場しました。なお、このマシーンのオーバー
フェンダーは通常のグループ2仕様(円型)とは異なり、アスコナ400と同様の角型となっています。          
 モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。アスコナ(B)のキットは、レーシング43から限定メタル・キットが
発売されていましたが、アレナのキットはそれをコピーしたもので、レーシング43には無かったバージョンが製品化さ
れています。この1980サンレモのほか、モンテカルロに出場したJ・L・クレアーの”BP”や”EMINENCE”などの魅
力的な仕様がラインナップされており、アレナのサイトに発売予告がされた際に迷わず数種類をオーダーしてしまい
ました。                                                                
 ところがこのキット、ボディがレーシング43から型取りしたレジン製のため全体的に一回り小さくなっているにも関わ
らず、シャーシはオリジナルのメタル製のままのため、シャーシやボディをあちこち削らなければ納まらず、苦労しまし
た。また、ボディの歪みも酷く、クリアパーツの合いも悪いなど、キットとしては最低のレベルです。ライトやエッチング・
パーツはアレナのオリジナルに変更されていますが、これもあまり質感が良くなくて全般的にがっかりなキットです。
レーシング43のキットにデカール変えだけの方がどんなに作り易かったことか・・・                    
 製作には苦労しましたが、完成すると爽やかなカラーリングが魅力的な1台です。このようなトップ・ドライバーの下
積み時代のマシーンがキット化されているのは非常に嬉しいことですが、このクオリティが悩みの種です。
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