１９７５　ＥＬＥＣＡ　ＲＡＬＬＹ　Ｎｏ．４ FIAT　１３１　ABARTH　PROTOTYPE Gr．５ 1975　ELECA　RALLY　No．4 driver／co-driver：F.Bacchelli／F.Rossetti team：      　　sponsor： result：WINNER base kit：ARENA　ARE196 decal： scale：1／43　material：REZIN 　フィアットは１９７４年にデビューしたミドル・サルーン、１３１ミラフィオーリのイメージアップと販売促進を図るため この１３１によるモータースポーツ活動を計画しました。マシーンの開発はアバルトに託され、まずはサーキット 用の試作車として３５００ｃｃＶ６エンジンを搭載した’ＳＥ０３１フィアット・アバルト０３１ミラフィオーリ’が製作 され、１９７５年１０月に開催されたジーロ・デ・イタリアに出場し、見事優勝を飾りました。 　アバルトではラリー用の試作車もあわせて製作され、ロードテストを兼ねてイタリア国内のローカル・ラリーに出 場しました。こちらも期待通りの好成績を挙げ、１９７５年１２月に出場した’ラリー・ディ・ピアチェンツァ’では優勝 を飾り、ワークス・チームによるラリー参戦を決定付けました。なお、この試作車はホモロゲーション・モデルとは 異なる暫定的な仕様で、エンジンは１２４アバルトで実績のあった１８４０ｃｃＤＯＨＣ１６Ｖユニットが搭載され、ボ ディには角型ではなく丸型のオーバーフェンダーが装着されており、フロントやルーフ・スポイラーの形状も異なり ました。 　モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。アレナからは様々な仕様の１３１アバルトが製品化されて いますが、このような試作車までもラインナップされています。量産型１３１アバルトとは異なるオーバーフェンダ ーやルーフ・スポイラー、冷却用開口などのボディ細部が忠実に再現されており、その変化がモデルを通じて良 くわかります。　キット自体は相変らず’アレナ・クオリティー’のため、窓周りなど綺麗に仕上りませんでしたが、 こういったレアなモデルがキット化されていることに感謝しなければなりませんね。 ＦＩＡＴ １３１ ＡＢＡＲＴＨ ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ ＴＯＰ