１９７２　ＭＯＮＴＥＣＡＲＬＯ　ＲＡＬＬＹ　Ｎｏ．４９
FIAT　128　RALLY　Gr.2
1972　MONTECARLO　RALLY　No.49
driver／co-driver：Lier／Frattini
team：SCUDERIA FILIPINETTI　　sponsor：
result：21th
base kit：ARENA　ARK401
decal：
scale：1／43　material：REZIN
　１９７２年のモンテカルロ・ラリーに出場したフィアット１２８ラリーです。スイスの名門レーシング・チームであるスクー
デリア・フィリピネッティからエントリーしたマシーンで、小型車ながら２１位完走を果たしています。　　　　　　　　　　　
　フェラーリによるサーキットでの活躍で有名なスクーデリア・フィリピネッティですが、フィアット１２８ラリーをベースとし
たレーシング・マシーンの開発も行っていました。このマシーンは、当時チームに在籍していたマイク・パーパス（後に
ランチア・コルセに移籍）の手により、１２９０ｃｃのランプレディ・ユニットはインジェクション化やツインカム化により１９０
ｐｓを発揮する過激なチューニングが施され、グループ４のホモロゲーションを得てツーリングカー・レースで大活躍し
ました。一方、モンテカルロ・ラリーに出場したこのマシーンは、グループ２仕様のため１２０ｈｐ程度のチューンでした
が、この年のモンテカルロは非常に雪が多かったこともあり、優勝したランチア・フルビアＨＦと同様、軽量なＦＦマシー
ンに有利な展開となったようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。アレナからはスクーデリア・フィリピネッティのグループ４仕様を
はじめとした様々なレース仕様のフィアット１２８のキットがリリースされていますが、ラリー仕様についてもこんな珍し
いマシーンまで製品化されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　製作にあたっては、フロントの車幅灯を透明レジンに置き換えた程度で、キットをほぼストレートに組んでいます。　
ラリーにおけるフィアット１２８は、ワークス参戦や目立った活躍も無い非常に地味なマシーンですが、こうしてキットを
完成させると、この「普通さ」がとても魅力的に感じられる１台です。　　
ＦＩＡＴ　１２８　ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ　ＴＯＰ
／ ＭＯＮＴＥＣＡＲＬＯ　ＲＡＬＬＹ