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PORSCHE 911 TURBO Gr.3 1978 MONTECARLO RALLY No.21 |
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driver／co-driver：L.Pittini／G.Albino team： sponsor： result： base kit：ARENA ARE464 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７８年のＷＲＣモンテカルロに出場した９１１ターボです。１９７３年９月のフランクフルト・ショーでプロトタイプが発
表された９１１ターボは、１９７５年春からデリバリーが開始されました。搭載された９３０／５０型ターボ・エンジンは、 １９７４年型カレラＲＳの２９９３ｃｃユニットにＫＫＫ製タービンが装着され、市販車で２６０ｐｓのパワーを発揮しました。 その後、１９７７年８月にはエンジンを３２９９ｃｃに拡大してインタークーラーも装備し、３００ｐｓにパワーアップが図ら れています。また、９１１ターボのコンペティション・モデルとして、ＦＩＡのグループ４・ホモロゲーションを取得するため １９７６年にカレラＲＳＲをベースに９３４ターボが製造されました。このマシーンには、９３０／７５型４８５ｐｓのモンスタ ー・エンジンが搭載され、ル・マンなどのサーキット・レースを席巻しました。 一方、ラリーにおいては当時のターボ車のパワー特性がラリーに不向きであり、耐久性にも不安があったことなど から、ＮＡの９１１カレラＲＳが主流でした。また、当時ポルシェのファクトリーはラリー活動に消極的であったことから、 プライベーターによる参戦がほとんどでしたが、時にはワークス・チームを脅かす活躍をみせました。 そんな中で、１９７８年のモンテカルロ・ラリーには、珍しくこの９１１ターボが出場しました。結果は残念ながらロード セクションにおける事故でリタイアに終わりましたが、このラリーではアルメラス・チームの９１１カレラＲＳが優勝を 飾っています。なお、この９１１ターボはイタリアのプライベート・チームからのエントリーで、同マシーンはラナ・ラリー などのイタリア選手権にも参戦していたようです。 モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。アレナのマイナー好きには、毎度のことながら驚かされますが、 これも相当珍しい仕様のモデルです。しかもグループ３仕様なので、ボディやエンジン・スペックは市販車と同程度で あり、有名チームからのエントリーでもなく、ラリーの結果もリタイアに終わったこのようなマシーンをなぜ製品化した のか、理由がさっぱりわからない代物です。もっとも、こういったレア物が好物な私は、発売予告を見て迷わず予約・ 購入してしまいましたが・・・ 製作にあたっては、ライト類に透明レジンを盛ったり、マフラー先端をメッキ・パイプにするなどの小加工を施していま す。内装は完成見本がタンで塗られていたのでそれに倣いましたが、ラリー仕様としては「？」です。もっとも実車資 料がまったく無いので、確認のしようもありませんが・・・ 何台作ってもパーツの納まりが悪くて作り難いアレナのポルシェ９１１ですが、こういったマイナー仕様が作れるの は何よりも魅力ですね。 |
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