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VOLVO 142 S Gr．2 1973 1000 LAKES RALLY No．29 |
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driver／co-driver：M.Alen／J.Toivonen team：FINLAND VOLVO sponsor：MARBOLO result：２th base kit：ARENA ARE543 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７３年のＷＲＣ１０００湖ラリーにおいて、若き日のマルク・アレンのドライブにより２位入賞を果たしたボルボ１４２
Ｓです。アレンは１９６９年、１８歳で国際ラリーにデビューを果たし、その年の地元１０００湖ラリーでいきなり９位を獲 得して注目され、ボルボのワークス・ドライバーに抜擢されました。１９７１・１９７２年の１０００湖ラリーでも３位に入賞 し、同ラリーが世界選手権の１戦となった１９７３年においても、フォード・エスコートを駆るティモ・マキネンに次ぐ２位 を獲得しました。なお、この活躍がフォードとフィアットの目に止まり、まず同年のＲＡＣラリーにおいてフォード・エスコ ートＲＳをドライブして３位入賞を果たし、翌１９７４年シーズンからフィアットとワークス・ドラーバー契約を結びました。 モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。ＷＲＣにおいては、短期間に北欧やＲＡＣなどの限定的な参戦 に止まり、外観も乗用車然として地味なマシーンであるボルボ１４２Ｓは、キット化などまったくされていなかったので すが、２００９年秋にアレナから突如新製品として発売されました。この手のマシーンに目の無い私は、サイトの発売 予告を見てすぐに予約注文を入れてしまった次第です。 キットの内容は、アレナ定番のちょっと緩めのレジン製ボディにエッチング・パーツてんこ盛りといった構成です。元 来特徴の無い２ドア・セダンのボディは、実車に似ているのか似ていないのか解りませんでしたが、パーツを組み込 むとボルボに見えるようになりました。エッチングを多用したディテールは効果的ですが、相変らず窓枠の合いが悪か ったり、フロントのポジション・ランプ＆ウインカーがメタルの塊だったりなど、’アレナ・クオリティー’が散見されるキッ トでした。それでも、往年の名ドライバーの若手時代を物語るこんなマシーンが製品化されたことに、感謝しなければ なりませんね。 |
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