1982 TOUR DE CORSE No.12
FERRARI 308GTB Gr.4
1982 TOUR DE CORSE No.12
driver/co-driver:J.C.Andluet/Biche
team:CHARLES POZZI-Ferrari    sponsor:PIONEER
result:2th
base kit:RACING43 BIG-K31
decal:
scale:1/24 material:METAL
 1982年のWRCツールド・コルスで2位に入賞したフェラーリ308GTBです。この年、ジャン・クロード・アンドリュー
は、パイオニア・カラーを纏ったシャーレ・ポッチの308GTBでWRCやERCに参戦しました。1月に開催されたWRC
モンテカルロはリタイアに終わりましたが、3月に開催されたERCタルガ・フローリオでは2位に入賞し、5月のWRC
ツールド・コルスに臨みました。                                                  
 グループ2/4とグループBの混走となったこの年のツールド・コルスには、地元ルノー、アウディ、オペルがワーク
ス参戦し、ランチアは新鋭グループBマシーンのラリー037をデビューさせました。また、オール・ターマックの特殊な
イベントであることから、プライベート・チームのフェラーリやポルシェ、そしてBMWのM1も出場するなど多彩な顔触
れが揃いました。                                                          
 ラリーは序盤、フェラーリのJ・C・アンドリューがリードしましたが、メカニカル・トラブルによりルノー5ターボを駆るジ
ャン・ラニョッティにトップを譲り、そのままの順位でゴールしました。3位にはベルナール・ベギンのプライベート・
ポルシェが入賞し、アウディやオペルなどのワークス勢に後塵を浴びせました。なお、2台出場した注目のランチア・
ラリー037は、マルク・アレンが9位で完走したものの、アティリオ・ベッテガは大クラッシュしてリタイアに終わってい
ます。                                                                 
 モデルはレーシング43の1/24メタル・キットを組んだものです。レーシング43からは1/43と同時期にこのモデ
ルも発売されましたが、同スケールのランチア・ストラトスと同様に正にメタルの塊りのようなキットです。プロポーショ
ンはとても良いのですが、パーツ構成は1/43とほぼ同じでフロントのライト・レンズがエッチングに透明レジンを流し
たものだったり、ポジション・ランプやウインカーがデカール表現だったので、ライトをくり抜いてレンズに変更し、ウイン
カー等は透明レジンに置き換えました。また、カラーリングは全て塗り分けとしています。                
 それにしても、このサイズのメタル・キットは存在感がありますね。308GTBのグループ4仕様は、1/24のプラモ
デルでは製品化されていないので、貴重なモデルをコレクションに加えることが出来ました。
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