１９８０　ＣＯＴＥ　Ｄ’ＩＶＯＩＲＥ　Ｎｏ．２ FIAT　１３１　ABARTH　Gr．４ 1980　COTE D'IVOIRE　No．2 driver／co-driver：S.Munari／J.Jaubert team：      　　sponsor： result：６ｔｈ base kit：RACING43　NR31 decal： scale：1／43　material：METAL 　１９８０年のＷＲＣ、コート・ディボアールに出場し、６位に入賞した１３１アバルトです。ドライバーはランチアのエース として活躍したサンドロ・ムナーリで、プライベートによるエントリーでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　この年のコート・ディボアールには、前年の覇者であるメルセデスが５００ＳＬＣで大挙エントリーし、その他耐久ラリ ーが得意なプジョー、日産そしてトヨタもワークス参戦するなど、豪華な顔触れが揃いました。ラリーは序盤、アンドリ ュー・コーワンとハンヌ・ミッコラのメルセデスがリードしましたが、アクシデントやトラブルでリタイアすると変わってビヨ ルン・ワルデガルドのメルセデスがトップに立ち、優勝を飾りました。メルセデス勢は２位と５位も獲得し、３位にはプジ ョー５０４クーペが、４位にはトヨタ・セリカが入賞してワークス勢が上位を占めましたが、Ｓ・ムナーリの１３１アバルト もサスペンション・トラブルを抱えながら健闘し、プライベーター最上位でゴールしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　モデルはレーシング４３のメタル・キットに別売デカールを貼ったものです。この仕様のデカールはロブステリのトラン ス・キットがありましたが、絶版になって久しく手に入れるのは諦めていたのですが、たまたま覗いたeBayでこのデカ ールを見つけ、思わず買ってしまいました。ただし、デカールそのものはロブステリ製ではなく、データをコピーしてレ ーザープリンターで印刷した代物のようで、拡大して見るとドットが粗くて色も薄く、貼り込んだ時にどうなることか心 配だったのですが、白地に貼ると意外に発色が良くてイメージ通りの仕上がりとなりました。　　　　　　　　　　　　　　 　製作にあたっては、このキットの最大の難点である車高をグラベル仕様に調整しました。具体的にはフロント・タイヤ 廻りやダッシュ・ボード等内装の取付け位置を全て１．５ｍｍ嵩上げして車高を全体的に上げ、レーシング４３のストラ トス用のグラベル用タイヤを装着しました。また、内装についてはロール・ケージを洋白線で作り直し、シートもメリの 別売バケット・シートに交換しています。その他、マフラー先端のメッキ・パイプ化やマッド・フラップ、アンテナの自作 など定番加工を施しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　往年のエース・ドライバーがプライベート・エントリーした珍しいマシーンをコレクションに加えることが出来て、とても 嬉しく思っております。 ＦＩＡＴ １３１ ＡＢＡＲＴＨ ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ ＴＯＰ