1977 RAC RALLY No.18
TOYOTA CELICA RA20 Gr.4
1977 RAC RALLY No.18
driver/co-driver:J.L.Therier/M.Vial
team:TOYOTA TEAM EUROPE        sponsor:
result:RETIRED
base kit:SCALA43 K137
decal:
scale:1/43 material:REZIN
 1977年のRACラリーに出場したRA20型セリカです。前年のポルトガル・ラリーからWRCに参戦を始めたRA20
型セリカはこの年、TTEの主力マシーンとしてスウェーディッシュ、ポルトガル、アクロポリス、1000湖、そしてRAC
ラリーに出場しました。ドライバー陣は1台をハンヌ・ミッコラに託し、その他のマシーンにはオベ・アンダーソンのほか
ラリー毎に得意なドライバーを起用しました。                                          
 このRACラリーには3台のセリカが出場し、ハンヌ・ミッコラ(No.8)のほかP・I・Walfridsson(No.14)、ジャン・
リュク・テリエ(No.18)がドライブしました。ラリーは一時、H・ミッコラのセリカがトップに躍り出ましたが、RAC6連
覇を目指して必勝体制で臨んだフォード・エスコートのビヨルン・ワルデガルドに逆転され、惜しくも2位となりまし
た。なお、P・I・Walfridssonは14位で完走しましたが、J・L・テリエはアクシデントによりリタイアに終わっています。
 モデルはSCALA43のレジン・キットに以前ホビーフォーラムで購入したデカールを貼ったものです。おそらくミニカ
ー改造用のトランス・キットのデカールと思われ、カルトグラフ製で質はしっかりとした物でした。SCALA43は数種類
のRA20型セリカのラリー仕様をキット化していますが、この仕様は製品化されていないので、1976年ポルトガル・
ラリー仕様のキットにこのデカールを貼って仕上げました。その他、製作にあたってはフロントのウインカーを透明レジ
ンに置き換えたり、マフラー先端をメッキ・パイプ化するなど小加工を施しています。                    
 優勝こそ無かったもののトップ・チームと互角に戦えるポテンシャルを持ったRA20型セリカは、トヨタの国際ラリー
活動の歴史において重要なマシーンであり、ヨーロッパでは日本以上に人気があるそうで、それを認識したドイツのメ
ーカーがキット化してくれたことをとても嬉しく思います。
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