1973 SAFARI RALLY No.23
FIAT 125S Gr.2
1973 SAFARI RALLY No.23
driver/co-driver:R.Ulyate/I.Smith
team:                 sponsor:
result:8th
base kit:GAMMA GMK113
decal:
scale:1/43 material:REZIN
 1973年のWRCサファリ・ラリーにおいて、プライベーターながら8位で完走を果たしたフィアット125Sです。ドライ
バーは地元ケニヤの若手、ロビン・ウリアーテで前年も125Sでサファリ・ラリーに出場していました。グループ2仕様
のこのマシーンは、ノーマルの100psから147psにパワー・アップが施されたほか、サファリ仕様として車体各部の
補強やフロント・ガード、ウイング・ランプ、ランニング・ボードなど特有のパーツが追加されています。なお、R・ウリア
ーテはその後、フィアットやランチア、三菱などのワークス・チームからサファリ・ラリーにスポット参戦していました。
 モデルはガマ・モデルのレジン・キットを組んだものです。ガマ・モデルは、こういった地味なイタリア車を多数モデル
化しており、フィアット125は既にモンテカルロ・ラリー仕様やロード・バージョンが製品化されていましたが、新たに
サファリ仕様が追加されました。なお、ガマ・モデルでは同時期に、フィアット1800や2300のサファリ仕様なども製
品化されています。                                                         
 製作にあたってボディは塗り分けを行い、デカールは一部が不鮮明であったことから、アレナのトランス・キットのも
のを流用しました。このキットの特徴として、車体全体に回るモールや窓枠のエッチング・パーツがとても繊細で、貼
り付けるのにとても苦労しました。また、ウイング・ランプやキャッチ・ピン、ワイパーについては、キットのパーツにボリ
ューム感が無かったことから、タメオのアフター・パーツに置き換えています。ライト類も同様の理由でジャンク・パー
ツに置き換えており、全般的に手間の掛かるキットでした。                                  
 プライベーターによる参戦で、際立った戦績を収めた訳でもない地味なマシーンにも関わらず、こうしてキット化され
ているのは、本当に嬉しいことです。正に43冥利に尽きますね。
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