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FORD CAPRI RS2600 Gr．２ 1972 OLYMPIA RALLY No．23 |
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driver／co-driver：W.Rohrl／H.Rothfuss team：KLEINT RACING sponsor： result：RETIRED base kit：PROVENCE MOULAGE K1448 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７０年代後半から１９８７年にかけてＷＲＣで大活躍し、通算１４勝をあげたドイツ人ドライバー、ワルター・ロール
が初めての契約ドライバーとしてドライブしたフォード・カプリです。チームはドイツ・フォードの有力プライベーターであ るクレイン兄弟が率いるＫＬＥＩＮＴ ＲACINGでした。１９７１・１９７２年の２年契約で主にドイツ国内ラリー選手権に参 戦し、当初はグループ１、その後は２２０ｐｓにチューンされたグループ２仕様のＲＳ２６００を与えられたロールは、初 参戦である１９７１年シーズンにおいて２勝を含めた好成績をあげ、ＦＩＡのＡシード・ドライバーとなり、非凡な才能を開 花させました。ところが、兄を自動車事故で亡くしているロールは、両親がラリー・ドライバーになることに猛反対した ことから翌１９７２年は失意のシーズンとなりました。ラリー出場も侭ならず、一時はドライバーを諦めかけたロールで したが、その才能を惜しんでチームはチャンスを与えました。１戦目はヨーロッパ選手権のポーランド・ラリーで、フィア ット等のワークス勢と互角に戦い２位を獲得、次に出場したオリンピア・ラリーではリタイアに終わりましたが、ワーク ス参戦していたアルピーヌやＢＭＷ等と互角に戦い、一時はトップを走りました。残念ながらエンジン・トラブルに見舞 われてしまいましたが、この活躍がワークス・チームの目に留まり、翌年のオペルとの契約のきっかけになりました。 このあたりのエピソードについてはＷａｌｔｅｒ Ｒｏｈｒｌ Ｄｉａｒｙ に詳しく載っています。 モデルはプロバンス・ムラージュ製のレジン・キットを組んだもので、仕様はオリンピア・ラリー出場車です。ボディ・ フォルムは実車の特徴を良く捉えており、モールドもシャープでプロバンスらしい良いキットだと思います。 製作にあたってはロール・ケージの自作、シート・ベルトの追加、一部パーツをエッチング等に交換した程度で基本 的にいつも通りの素組みです。ＷＲＣチャンピオンの下積み時代のマシーンが、キット化されていることも４３の大きな 魅力ですね。 |
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