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PEUGEOT 504 Gr．２ 1975 SAFARI RALLY No．26 |
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driver／co-driver：O.Andersson／A.Hertz team：MARSHALLS sponsor： result：WINNER base kit：MINI RACING 426 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７５年ＷＲＣサファリ・ラリーにおいて、後のＴＴＥ監督となるオベ・アンダーソンのドライブにより優勝を飾ったプジ
ョー５０４ベルリーナです。この年のサファリにはプジョーのほかフランス勢のアルピーヌ・ルノー、サファリ常連の日 産、前年の覇者である三菱、そしてＷＲＣ制覇を目指しストラトスとベータ・クーペを持ち込んだランチアがワークスと して参戦しました。 プジョーはこのラリーに４台の５０４ベルリーナを投入ました。Ｔ・マキネンとＨ・ミッコラには従来通りのキャブレター 仕様が、そしてＯ・アンダーソンとＢ・シャンクランドには１７０ｈｐを発生するインジェクション仕様が与えられました。 ラリーは前年の覇者であるＪ・シンのランサーがリードしましたが、エンジン・トラブルによりリタイアしてしまい、変 わってトップに立ったＢ・ワルデガルドのストラトスもリア・カウルを飛ばしたり、サスペンションを壊すなどのトラブルに より後退し、最後は非力なプジョー５０４のＯ・アンダーソンが並み居る強豪を抑えて優勝しました。なお、その他のプ ジョー勢はＢ・シャンクランドが５位に入賞しましたが、レギュラー・ドライバーであるＴ・マキネンとＨ・ミッコラは、共にト ラブルやアクシデントによりリタイアに終わりました。 モデルはミニ・レーシングのレジン・キットを組んだものです。フランスのメーカーらしく、このような地味なマシーンも しっかり製品化されています。キットの内容はミニ・レーシング標準のバスタブ・タイプのシャーシとボディ、あとは必要 最小限のホワイト・メタル・パーツで構成されています。製作にあたっては、使い物にならなかった補助灯をジャンク・ パーツから自作し、ドアノブをＦＤＳ製パーツに交換、キャッチ・ピンやワイパーもタメオ製のパーツに交換しディテール アップを施しました。 このキットで特に苦労したのは内装で、シャーシの型崩れが激しくて参りました。細部のディテールは無残に埋まっ ており、入り隅にはあちこちレジンが固まっていて、そのまま作れるような代物ではありませんでした。ストックしてい る同じ車種のモロッコ・ラリー仕様を確認したところ、そちらはきれいに型が抜けており、何ら問題はなかったのでこの 固体の問題と思われますが、それにしても酷い状態でした。本来なら返品・交換すべきところなんでしょうが、ガレー ジ・キット＆海外通販の辛いところで、時間がどのくらいかかるかわからないし、手続きも面倒なので補修してそのま ま作ることにしました。具体的には、ドア内張りやシートを全て切り離し、余分なレジンを削り落として細部を補修し、 あわせてロール・ゲージやシート・ベルト、フット・レストやペダル類を追加してようやく仕上げました。この補修作業が なかったら、１０月末のホビー・フォーラムに完成が間に合ったと思うのですが・・・ 完成してみるとあまりにも普通のセダンで、サファリ・ラリー優勝車にはとても見えないマシーンですが、古き良き時 代のＷＲＣを実感できるお気に入りの１台です。 |
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