プジョー３０４は２０４と４０４の中間を埋める車種として１９６９
年９月に登場しました。３０４はプジョー初のＦＷＤである２０４
をベースにボディを延長したモデルで、エンジンも一回り大きい
ＳＯＨＣ１２８８ｃｃを搭載しました。
ボディ・バリエーションについては当初、セダン／ブレークの
みでしたが、翌１９７０年にはクーペ／カブリオレが追加されま
した。続いて１９７２年にはスポーティ・バージョンとして、ツイ
ン・キャブ装着によりノーマルの５８．５ｐｓに対し７４．５ｐｓにパ
ワーアップしたエンジンが搭載された３０４Ｓが登場しました。
当時のプジョーは、実用性重視の堅実なメーカーであり、市
販車にスポーティ・バージョンが追加されたのは、この３０４Ｓ
が初めてのことでした。ライバル・メーカーであるルノーのゴル
ディーニやアルピーヌなどに対抗するため、登場したものと思
われます。
３０４はその後、２０４譲りのディーゼル搭載車が追加された
り、ボディのマイナー・チェンジを受けながら、クーペ／カブリオ
レは１９７６年、セダンは１９８０年まで製造されました。 |
ＧＡＬＬＥＲＹ
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