１９７３　１０００　ＬＡＫＥＳ　ＲＡＬＬＹ　Ｎｏ．５ VOLVO　142S　Gr．2 1973 1000 LAKES RALLY　No．5 driver／co-driver：H.Mikkola／E.Rautanen team：FINLAND VOLVO　　　　sponsor：CASTROL result：RETIRED base kit：ARENA　ARE544 decal： scale：1／43　material：REZIN 　１９７３年のＷＲＣ１０００湖ラリーに出場したボルボ１４２Ｓです。ドライバーは若き日のハンヌ・ミッコラ。１９６３年に ボルボＰＶ５４４で国際ラリーへのデビューを果たしたミッコラはその後、主にフォード・エスコートＭＫ１で参戦していま した。１９６８年にはフィンランド国内チャンピオンを獲得、地元開催の１０００湖ラリーにおいては１９６８年から３連覇 を果たすなど元祖’フライング・フィン’として注目を浴びていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　その後も１９７２年にはエスコートＲＳ１６００ＭＫ１でサファリ・ラリーや１０００湖ラリーを制し、翌１９７３年も引き続き フォードのワークス・ドライバーとして、この年から制定された世界ラリー選手権（ＷＲＣ）に臨みました。一方、フィンラ ンド国内ラリー選手権には、ボルボの地元ディーラー・チームから１４２Ｓで参戦し、ＷＲＣに組み込まれている１０００ 湖ラリーにも１４２Ｓで出場しましたが、コ・ドライバーの体調不良により残念ながらリタイアに終わりました。　　　　　 　モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。同ラリーで２位に入賞したマルク・アレンの１４２Ｓと同時に発 売されたこのキット、実車はリタイアに終わったため、ほとんど資料を見たことがないマシーンですが、鮮やかなカスト ロール・カラーに惹かれて思わず買ってしまいました。　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　キットの内容は相変らずのアレナ・クオリティーですが、アレンのマシーンを含めて大判デカールは貼りやすく、結構 きれいに仕上がりました。ただし、腰下のグリーンはデカール色に合わせて塗り分けてあります。　　　　　　　　　　　 それにしても、こんなレアなマシーンが製品化される４３キット、本当にやめられませんね。 ＶＯＬＶＯ　１４２Ｓ　ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ　ＴＯＰ