1974 GIRO D’ITALIA No.137
OPEL COMMODORE GS/E Gr.1
1974 GIRO D'ITALIA No.137
driver/co-driver:L.Pittoni/S.Pittoni
team:CONRERO           sponsor:
result:21th
base kit:ARENA ARE276
decal:ARENA ARE249
scale:1/43 material:REZIN
 1974年のジーロ・ディイタリアに出場したオペル・コモドーレGS/Eです。オペルのミドル・クラス・サルーンである
コモドーレには、6気筒エンジンを搭載したスポーツ・モデルGS/Eが設定され、モーター・スポーツの入門車として
プライベーターに好評を博しました。その活躍の場は主にサーキット・レースで、イタリア全土を挙げての祭典である
ジーロ・ディイタリアにおいても多数参戦しており、この年は6台のグループ1仕様のコモドーレGS/Eが、排気量2リ
ッター以上のクラスとしてエントリーしました。                                          
 イベントはプロトタイプのストラトス・ターボやアバルトSE030、グループ4仕様のデ・トマゾ・パンテーラなどが上
位を争い、結果はJ・C・アンドリューのストラトス・ターボが総合優勝を飾りました。なお、コモドーレ勢は6台中4台が
完走し、No.137号のこのマシーンは総合21位、クラス優勝を果たしています。                     
 モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。コモドーレのキットは意外(?)と人気があったようで、メーカーの
サイトでは絶版になっていますが、デカールの在庫はまだあるようだったので、名古屋の名店から取り寄せてもらい、
海外ショップで在庫のあった1974年ツールド・コルス仕様のキットにデカールを貼りました。             
 このキット、元来エッチング・パーツの合わせに難があって非常に手強いのですが、この個体はボディとシャーシの
レジンの材質がなぜか異なっており、経年によりシャーシが2mmほど縮んでいました。もしボディが収縮していたら
エッチンング・パーツが付かずお蔵入りでしたが、幸いシャーシだったのでダッシュ・ボードの位置等をずらして何とか
納めました。アレナのキット、何台作っても侮れません・・・                                  
 製作にあったてはマフラー先端をメッキ・パイプ化した程度でほぼ素組みですが、’アレナ・トラップ’を克服して完成
出来たのでホッとしています。                                                   
 プロトタイプから市販車然としたこのようなマシーンまで一緒に参戦していたジーロ・ディイタリア、本当に魅力的な
イベントですね。
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