1975 GIRO D’ITALIA No.519
LANCIA STRATOS Gr.5
1975 GIRO D'ITALIA No.519
driver/co-driver:S.Munari/M.Mannucci
team:LANCIA ALITALIA    sponsor:ALITALIA
result:6th
base kit:ARENA ARE168
decal
scale:1/43 material:REZIN
 1975年のジーロ・ディイタリアに出場したストラトス・ターボです。プロトタイプが出場可能なこのイベントにランチア・
コルセは2台のマシーンを投入しました。1台(No.514)はラファエロ・ピント、もう1台(No.519)はエース・ドライ
バーのサンドロ・ムナーリに託し、総合優勝を目指しました。                                 
 この年のジーロ・ディイタリアには、グループ1〜4、そしてプロトタイプを合わせて91台が出場しました。プロトタイプ
勢では、このイベントに向けてアバルトが開発したSE031やアルファロメオ33T V8クーペ、そして同年のツール
ド・フランスにも出場したSCORAなどがエントリーしています。                               
 イベントはイタリア各地のサーキットと公道をクローズしたSSで行われましたが、基本性能の高いポルシェ911カレ
ラRSやデ・トマゾ・パンテーラ等が上位を占め、プロトタイプのSE031を追う展開となりました。一方、ワークス参戦し
たランチア・コルセですが、R・ピントのマシーンはギア・ボックスのトラブルによりリタイアしてしまい、残るS・ムナーリ
のマシーンも過大なターボ・ラグなど操縦性の低さから、グループ3/4仕様のプライベート・マシーンに後塵を浴びて
苦戦を強いられました。                                                       
 イベントの結果は、SE031が辛くも逃げ切って優勝を飾り、アバルトの面目を保ちましたが、2・3位にはポルシェ
勢が入賞しています。なお、S・ムナーリのストラトス・ターボは、6位完走に止まりました。                
 モデルはアレナのレジン・キットを組んだものです。迫力のあるボディには、ターボの放熱対策のためにピラーやトラ
ンク、リア・ウイングに開けられた吸排気口が的確に表現されており、追加工作は特に必要ありませんでした。    
 製作にあたっては、タイヤ&ホイールとルーフ・スポイラーをレーシング43のパーツに交換した程度で、キットをスト
レートに組んでいます。なお、フロントのアリタリア・マークはルーバーに被さっていることから、塗装で仕上げました。
 それにしても、グループ5仕様のストラトスはグラマラスでカッコ良いですね。
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