１９７１　ＣＲＩＴＥＲＩＵＭ　ＣＥＶＥＮＮＥＳ　Ｎｏ．３２
OPEL　COMMODORE　GS Gr．２
1971　CRITERIUM CEVENNES　No．32
driver／co-driver：J.Ragnotti／
team：       　　         sponsor：
result：９ｔｈ
base kit：PROVENCE MOULAGE K1232
decal：
scale：1／43　material：REZIN
　１９７１年のフランス国内ラリーに出場した初代オペル・コモドーレＧＳです。ドライバーは若き日のジャン・ラニョッテ
ィで当時はオペルのワークス・チームに在籍していました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　’ルノー使い’で有名なＪ・ラニョッティは、１９６７年にルノー８ゴルディーニでフランス国内ラリーに初出場し、翌年
は’ゴルディーニ・カップ’に参戦してローカル・ラリーに出場し、クラス優勝するなど好成績を挙げました。翌１９６９年
も引き続きルノー８ゴルディーニをドライブしていましたが、その活躍を買われてフランス・オペルのワークス・ドライバ
ーに抜擢されました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　オペル・チームではカデットをドライブし、１９７０年のフランス国内ラリーでは数々の好成績を挙げ、選手権年間２位
を獲得しました。翌１９７１年もオペル・チームに在籍してカデットやコモドーレで国内ラリーに参戦し、この年の後半か
らはマシーンをアスコナに変更しました。翌１９７２年も引き続きアスコナをドライブし、国内ラリー選手権年間４位とな
りましたが、１９７３年には古巣ルノーに戻り、この年より制定されたＷＲＣ世界ラリー選手権の初戦、モンテカルロ・
ラリーにはルノー１２ゴルディーニで出場しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ルノー・チームにおけるＪ・ラニョッティは、ラリーに限らずフォーミュラー・マシーンもドライブするなど、様々なモータ
ー・スポーツで活躍しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　モデルはプロバンス・ムラージュのレジン・キットを組んだものです。ブリスター・フェンダーを装着した２ドア・セダン
の流麗なボディを見事に再現しており、低く構えた車高と合わせてとても魅力的なモデルです。製作にあたっては、
ウインカーやリア・ランプを透明レジンに置き換え、室内にロール・ケージやシート・ベルトを追加するなど定番加工を
施しています。メッシュのホイールはキットのパーツですが、タイヤはまったくサイズが合わなかったので、手持ちのタ
イヤに交換しました。なお、デカールは水に漬けたらバラバラになってしまったので、同キットを所有する友人からデカ
ールを借りてスキャンし、なんとか仕上げました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　乗用車然とした外観ながらラリーやサーキットで活躍したコモドーレ、地味で堅実なオペルらしい１台です。
ＯＰＥＬ　ＣＯＭＭＯＤＯＲＥ　ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ　ＴＯＰ