１９８１　ＳＡＦＡＲＩ　ＲＡＬＬＹ　Ｎｏ．７ ＤＡＴＳＵＮ　ＶＩＯＬＥＴ　GT　Gr．４ 1981　SAFARI　RALLY　No．７ driver／co-driver：S.Mehta／M.Doughty team：D.T.DOBIE　　　　sponsor： result：WINNER base kit：MINI　RACING　454 decal： scale：1／43　material：REZIN 　１９８１年のＷＲＣサファリ・ラリーにおいて、シェカ・メッタのドライブにより３連覇を果たしたＰＡ１０バイオレットＧＴで す。この年の１月にグループ４仕様のＤＯＨＣ１６Ｖエンジン（ＬＺ２０Ｂ）がようやく公認され、ワークス・マシーンは従来 のグループ２仕様（１６０Ｊ）とグループ４仕様を平行して走らせることとなりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　この年のサファリ・ラリーにおいて日産チームは、グループ２／４仕様のマシーンをそれぞれ２台の計４台を投入し、 ３連覇を目指しました。ラリー序盤はオペル・アスコナ４００のＡ・クーラングがリードしましたが牛と衝突して後退し、 替わってトップに立ったのは、Ｓ・メッタを先頭とした日産勢でした。ところが最終レグ、増水した川を渡る際にメッタの マシーンに電気系統のトラブルが発生し、２位のＲ・アルトーネンがトップとなりました。しかし、この増水した川におい てスタックするマシーンが続発したため、主催者はこのステージの一部をキャンセルとしたことからメッタの遅れは帳 消しとなり、再びメッタがトップに返り咲きました。その後も追い上げるアルトーネンを振り切ってメッタが優勝し、サフ ァリ３連覇を達成しました。また、日産チームは２位にアルトーネン、３位にカークランド（１６０Ｊ）が入賞し、表彰台を 独占する素晴らしい結果となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　しかしながら、このステージ・キャンセルを不服としたアルトーネンと主催者、メッタが協議の結果、アルトーネンの 主張が認められて一旦順位は入れ替りましたが、この結果に今度はメッタが抗議し、最終的にメッタの優勝が決定 しました。アルトーネンはこの結果に納得せず、後日ＦＩＡに提訴しましたが、結局その主張は認められず、非常に後 味の悪い結末となり、これを機にアルトーネンは長年在籍した日産を去ることとなりました。　　　　　　　　　　　　　　　 　モデルはミニ・レーシングのレジン・キットを組んだものです。サファリ仕様のＰＡ１０は、１９７９年優勝車（１６０Ｊ） １９８２年優勝車（ＧＴ）に続き３台目となりました。このマシーンはグループ４仕様のため、フロントとリアにスポイラ ーが追加されています。キットはミニ・レーシング定番のパーツ数の少ないシンプルな構成で、製作にあたってはウイ ンカーやウイング・ランプ、ランニング・ボード、フックなど様々なパーツをジャンク・パーツから流用し、ディテール・アッ プを施しました。また、各部のマッド・フラップやサン・バイザーを塩ビ板から自作しています。ボディ・カラーについても 大部分を塗装仕上げとしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　これでサファリ４連覇のうち３台が揃いましたが、残る１９８０年優勝車も並べてみたくなりますね・・・ ＶＩＯＬＥＴ ＰＡ１０ ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ ＴＯＰ ／ ＳＡＦＡＲＩ　ＲＡＬＬＹ