１９７３　ＡＥＲＯＤＹＮＡＭＩＣＳ　ＴＥＳＴ　ＣＡＲ
FIAT　124　ABARTH PROTOTIPO Gr.5
AERODYNAMICS TEST CAR
driver／co-driver：
team：                sponsor：
result：
base kit：MODEL Ⅳ FACTORY
decal：
scale：1／24　material：REZIN
　フィアットから１２４スパイダーをベースにラリー専用マシーンの開発を託されたアバルトは、エンジンや足回りにチュ
ーニングを施したほか、エアロダイナミクスの試作・テストも実施しました。特にリア・ウイングについては数種類試さ
れたようですが、実戦に投入されたのは僅かで、ラリー仕様には採用されませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　
　車体幅よりも外に張出した鰭状のリア・ウイングが特徴のプロトタイプのモデルは、イタリアのモデルⅣファクトリー
の１／２４レジン・キットを組んだものです。以前作ったＰＤモデルの１２４アバルトとベースは同じもののようで、リベ
ットまで表現しながら非常に緩いディテールのボディと精度と鋳造の極めて悪いメタル・パーツのオン・パレードの難
物キットでした。このキットは１５年程前、今はなきミスター・クラフトの店頭で見つけたのですが、中身を見て購入を一
瞬躊躇したものの、プロトタイプのモデルという希少性に惹かれ、思わず買ってしまいました。しかしながら、パーツを
改めて見ても完成形がイメージ出来ず、棚の奥に仕舞い込んでいたのですが、同車の実戦版である１９７３　ＧＩＲＯ
　Ｄ’ＩＴＡＬＩＡの製作にあわせてチャレンジしてみました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　製作にあたっては、リベットは全て削ってインセクト・ピン（＃１）を埋め込み、ヘッド・ライトはさかつうのパーツに交換
し、サイド・ウインドウのエッチング・パーツはまったく合わなかったので、プラ板とジャンクのエッチング・パーツで作り
直しています。ホイールは代替が無く悩みましたが、下地処理を繰り返し行ってなんとか形にしました。また、メタル・
パーツの塊だったリア・ランプは透明レジンに置き換えています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　かなりの妥協の末になんとか完成させましたが、出来上がると意外と佇まいの良いモデルになりました。
ＦＩＡＴ １２４ ＡＢＡＲＴＨ　ＴＯＰ ／ ＧＡＬＬＥＲＹ　ＴＯＰ