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BMW 2002ti Gr．２ 1973 MONTECARLO RALLY No．255 |
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driver／co-driver：S.Walfgang／A.Wagener team： sponsor：JAGERMEISTER result：ROAD BROCKED base kit：SCALA43 K121 decal： scale：1／43 material：REZIN |
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１９７３年のWRCモンテカルロ・ラリーに出場したBMW２００２です。イエーガーマイスターの鮮やかなカラーリングが
魅力的なマシーンですが、ワークス・チームではなくプライベーターによる参戦でした。 この年から制定されたWRCの初戦として開催されたモンテカルロ・ラリーには、３００台を超えるマシーンがエントリ ーし、モナコに集結しました。ワークス勢については前年の覇者であるランチア、地元勢として奪還を狙うアルピーヌ のほか、フィアット、フォード、オペルそしてダットサンなど多数のメイクスが参戦しました。また、伝統のラリーを楽し みにしていた数多くのプライベーターも出場しており、このBMW２００２もそんな中の１台でした。 ラリーの第１レグはドライ・コンディションであったため、前年の優勝者サンドロ・ムナーリのランチア・フルビアとハ ンヌ・ミッコラのフォード・エスコートRSがリードし、アルピーヌ勢が追う展開となりましたが、第２レグで雪が降りだす とアルピーヌ勢に有利な展開となりました。そして第３レグはアルピーヌ勢同士の争いとなり、最終的にジャン・クロ ード・アンドリューのアルピーヌA１１０がWRC初戦の優勝を飾りました。 一方で、オーガナイザーのミスによる混乱がラリー中に度々発生し、プライベーターにとっては非常に後味の悪いラ リーとなってしまいました。特に猛吹雪となった第２レグにおいて、オーガナイザーが除雪よりも競技進行を優先した ことから多数のプライベーターが立ち往生してコースを塞いでしまい、結局１５０台近くの出場車がタイム・アウトとな り失格を宣告されました。これに怒ったドライバー達は、その後のステージに先回りしてコースを封鎖してしまうなど 混乱は更に広がり、警察が出動する事態となりました。なお、残念ながらこのマシーンも混乱に巻き込まれて失格と なっています。因みにドライバーのS・Walfgangはその後、オペル・カデットなどでラリー参戦を続け、１９８０年代には 日産のマシーンでサファリ・ラリーにも出場しました。 モデルはSCALA４３のレジン・キットを組んだものです。有名スポンサー・カラーを纏っているとはいえ、プライベータ ー参戦で戦績もリタイアに終わったこのマシーンがキット化されているのは驚きですが、そのカラーリング故かダイキ ャストのミニカーでも製品化されているようです。キットはSCALA４３定番のとても作り易いもので、製作にあたっては モールをクレオスのミラーフィニッシュで追加し、ドア・ノブをFDSのパーツに交換した程度で、いつもの通りストレート に組んでいます。ツーリング・カーではメジャーなイエーガーマイスター・カラーですが、やはり華があってとても魅力 的なカラーリングですね。 |
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